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(一部対象外あり)
中川政七商店の豆皿が入荷しています。
1949年、漁業用の浮玉(うきだま)製造からスタートした
青森の北洋硝子に中川政七商店が別注した
「津軽びいどろ」の豆皿です。
ガラスの種を落とした型を高速回転させ
遠心力によって成形する「スピン成形」という方法でつくられた豆皿は
形に微妙な揺らぎが出るのが特徴です。
「津軽びいどろ」のルーツともいえる
津軽半島・西海岸七里長浜の砂から生まれた
グリーンの「七里長浜」。
北洋硝子のガラスはもともと無色透明でしたが
職人さんの思いつきで七里長浜の砂を少し加えてみたところ
何とも言えない深みある緑色が付いたそうです。
アイディアがすごく面白いですよね。
深みのある「瑠璃」、涼やかな「藍鼠」も
とてもきれいな色をしています。
薬味皿にしたり醤油皿にしたり。
夏らしくてとても涼しげな食卓を演出してくれます。
江戸硝子の豆皿も入荷しています。
こちらは大正6年より東京でガラス製造を続ける
岩澤硝子株式会社と中川政七商店がつくった豆皿です。
製法はこちらも「スピン成形」でつくられており
光にかざすと形に微妙な揺らぎが出ているのがわかります。
同じ種類でも一枚一枚異なる、豊かな表情が魅力です。
回転によってできた同心円状のラインも
水紋のようで涼やかな印象です。
左上はシンプルな「透明」、
下がリズミカルに気泡が入った「泡」
右上が白い色粉をまぶすことで生まれたやわらかな表情の「白」です。
厚みのある優しい印象の江戸硝子。
こちらも夏の食卓を爽やかに彩ってくれますよ。