長谷園

長谷園は天保3年(1832)にこの地に築窯して以来、伊賀焼の伝統と技術を継承して参りました。

「作り手は真の使い手であれ!」の精神のもと、文明とともに進化するライフスタイルを体に感じながら、常に時代を見据えたものづくりに専念しております。
“食卓は遊びの広場だ”を理念にかかげ、日本の食文化に少しでもお役に立てるよう日々精進して参ります。今に生きる伊賀焼の逸品をお楽しみください。

2011年に国の登録有形文化財として登録された「登り窯」「大正館」に続き、2014年には「主屋(母や)」「別荘」など12件が指定されました。
「登り窯」は天保三年(1832年)の創業時から昭和40年代(1970年代)まで稼動していたもので、かつてはこの16の部屋(窯)を焚き上げるには15〜20日間を要していました。

この大きさ(16連房)の窯で、現存している登り窯は日本ではこれだけだといわれています。
「大正館」は大正時代に建てられ、1996年まで実際に事務所として使われていました。

電話も金庫もそのままに、大正ロマンの面影をたっぷりと残しています。
「主屋(母や)」「別荘」は代々長谷家の住居で、2001年まで現窯元が実際に暮らしていました。
いずれも明治・大正期の窯元の様子をよく伝えているとの評価をいただきました。改めて、これからも大切に使ってきいたいと思うばかりです。

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